運動初心者の食事の基本

タンパク質量とPFCバランスの目安

運動初心者の食事の基本

運動を始めると、次に気になるのが食事です。押さえるのはタンパク質・PFC・タイミングの3つだけ。カロリー計算は、それができてからで間に合います。

なお、ここで紹介するのは一般的な目安であり、効果を保証するものではありません。持病がある人や通院中の人は、食事内容を大きく変える前に医師や管理栄養士に相談してください。

まずはタンパク質量から整える

1日の目安は「体重1kgあたり1.2〜2.0g程度」

筋トレなど運動をしている人のタンパク質摂取量は、体重1kgあたり1.2〜2.0g程度が一つの目安とされています。体重60kgなら1日72〜120g程度です。運動強度が上がるほど多めに、軽い運動なら少なめに考えます。

食品ごとのタンパク質量の目安

食品 目安量 タンパク質の目安
鶏むね肉(皮なし) 100g 約20g
1個 約6g
納豆 1パック 約8g
牛乳・ヨーグルト 200ml/200g 約7g
ご飯 茶碗1杯 約4g
プロテイン 1食分 約20g前後

ポイントは、1日の合計だけでなく毎食20g前後に分けて摂ることです。夜にまとめて摂るより、朝・昼・夜に分散させるほうが不足しにくくなります。特に朝食はタンパク質が不足しがちなので、卵や納豆、ヨーグルトを1品足すだけでも改善します。プロテインの種類や選び方はホエイ・カゼイン・ソイの違いと、最初の1本の決め方で詳しく解説しています。

PFCバランスの考え方

PFCとは、タンパク質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の3大栄養素のことです。一般的なバランスの目安は、総摂取カロリーに対して次の範囲がよく用いられます。

  • タンパク質: 13〜20%程度
  • 脂質: 20〜30%程度
  • 炭水化物: 50〜65%程度

運動して体を変えたい場合はタンパク質の比率をやや高めに調整することが多いですが、初心者が覚えておくべき本質はシンプルです。

  1. タンパク質を毎食確保する(上で決めた量)
  2. 脂質は「揚げ物・脂身・菓子類」を摂りすぎない程度に意識する
  3. 炭水化物は抜かない。極端な糖質制限はエネルギー不足でトレーニングの質が落ち、反動の食べすぎにもつながりやすい

数字を厳密に守るより、「主食・主菜・副菜がそろった定食型の食事」を基本にすると、自然とバランスは整いやすくなります。

食事のタイミング

トレーニング前: 空腹・満腹を避ける

空腹のままの運動は力が出ず、直前の満腹は消化に悪影響です。食事から2〜3時間後に運動するのが理想的とされます。時間が空きすぎた場合は、運動の30分〜1時間前にバナナやおにぎりなど消化の良い炭水化物を軽く補給しておくとよいでしょう。

トレーニング後: 数時間以内にタンパク質+炭水化物

運動後はなるべく早め(目安として数時間以内)に、タンパク質と炭水化物をあわせて摂るのが一般的です。次の食事まで時間が空く場合は、プロテインやコンビニのサラダチキン・ゆで卵などで先に補給する方法が手軽です。

就寝前: 食べすぎない

寝る直前の大量の食事は睡眠の質を下げがちです。夕食は就寝の3時間前までに済ませるのが目安です。夕食が早く小腹が空く場合は、ヨーグルトやプロテインなど軽いもので済ませましょう。

コンビニ・外食でもできる食事の整え方

自炊が難しい日でも、選び方しだいで食事は整えられます。コンビニなら、おにぎり+サラダチキン+野菜スープ(たんぱく質合計約26g: ご飯4g+鶏むね肉相当20g+スープ2g)や、サンドイッチ+ゆで卵+ヨーグルト(合計約21g: パン8g+卵6g+ヨーグルト7g)のように、「主食+タンパク質+野菜系」の3点セットを意識するだけで定食型に近づきます。外食では、単品の麺類や丼だけで済ませず、卵や豆腐、サラダなどの小鉢を1品足すのがコツです。

避けたいのは、「菓子パンだけ」「カップ麺だけ」のようにタンパク質がほとんど取れない食事が続くことです。完璧な食事を毎回目指す必要はなく、1日・1週間の合計でバランスが取れていれば十分と考えましょう。

よくある質問

プロテインは必ず飲むべき?

必須ではありません。食事で目安量を摂れていれば不要です。食が細い人や忙しい人が不足分を補う手段として便利、という位置づけで考えましょう。種類の選び方はホエイ・カゼイン・ソイの違いと、最初の1本の決め方を参考にしてください。

減量したい場合も同じ考え方でいい?

基本は同じで、そのうえで総摂取カロリーを消費より少し抑えるのが一般的な考え方です。ただし極端な食事制限は続かず、体調も崩しやすいため、まずは間食と飲料の見直しから始めるのが現実的です。

外食が続いた日はどう調整すればいい?

その1食を引きずらず、次の食事でタンパク質と野菜を意識すれば十分です。1日単位で帳尻を合わせようとせず、1週間の合計で見れば、外食が1〜2回続いても大きくは崩れません。

まとめ

まずは次の食事に、タンパク質の1品を1つ足すところから始めてください。卵1個でも、コンビニのゆで卵1個でも十分です。運動メニューは自宅筋トレ1週間メニュー、有酸素との組み合わせ方は筋トレと有酸素運動の組み合わせ方を参考にしてください。

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